アカペラjournal

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アカペラ✖︎SDGs〜より良い社会を求めてつながりを〜

この記事は、「アカペラアドベントカレンダー2020」の13日目の記事です。

◆アカペラアドベントカレンダー2020 URL

 

media.acappeller.jp 

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ご縁があり、昨年に続き今年も「アカペラアドベントカレンダー」に参加させていただくことになりました。(運営の皆さん、ありがとうございます)昨年の記事もよろしければどうぞ↓↓↓

 

kodaisukejp.hatenablog.com

 

今年も素敵な記事が次々と投稿される中で、私はどのような記事を書こうかと悩んだのですが...色々考えた結果、私の最近の活動テーマであるSDGsエスディージーズ)について書くことにしました。

真面目でやや硬い文章ではありますが、記事をつうじてSDGsについて興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非一緒に何か考えていけると嬉しいです

 

[目次]

そもそもSDGsエスディージーズ)ってなに?

まず最初に、SDGsは一般的にはまだあまり知られていないかと思いますので、簡単に説明させていただきます。

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持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGs発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

*外務省ホームページより引用(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

つまりSDGsは、世の中がより良くなるために2030年までに世界規模で取り組む17の目標のことを言います。最近では政府や自治体のみでなく、企業やNPOでもいくつかの目標を掲げて活動に取り組んでいるため、一度はどこかで耳にしたことのあるキーワードかもしれません。

 

SDGsの中でアカペラは何ができる?

日本語ではSDGsのことが「持続可能な開発目標」と訳されておりますが、言葉だけでは実際どのような取り組みがされているのかあまりイメージが湧きませんよね...

なので今回は、私が大好きなアカペラを例にあげてSDGsの目標のいくつかを紹介させていただきます。

 

SDGs3[すべての人に健康と福祉を]

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医療保健サービスを充実させることがSDGs3の主な目標なのですが、児童福祉や介護の現場、その他様々な場所にアカペラを取り入れることによって、精神的にも社会的にも誰もが健康を保てるような社会を目指します。

 

SDGs4[質の高い教育をみんなに]

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学校教育にアカペラを取り入れ、人格形成の一助となることを目指します。また、アカペラを通じて文化芸術への理解や教養の水準を高めることも目標とします。

2020年1月に学校教諭やアカペラ団体が協力して「アカペラ教育プロジェクト」が立ち上がったようですが、同プロジェクトはSDGs4との親和性が高いかと思われます。アカペラ教育にご興味のある方はアカペラ教育プロジェクトの動向を是非チェックしてみてください。

acappella-education.jp

 

SDGs8[働きがいも経済成長も]

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誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、心身ともに健康でいるためにもワークライフバランスは大切です。趣味活動の一つとして、アカペラに触れる機会をつくります。

より良い職場環境を作るために、例えば企業の社員研修にアカペラを導入してみるのも良いかもしれません。

 

SDGs10[人や国の不平等を無くそう]

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アカペラを通じて障害を持つ方への理解や貧困問題、差別問題等について考えます。

音楽は誰もが楽しめる文化芸術であり、そこに不平等があってはなりません。誰もがアカペラを楽しむことのできる環境をつくるために、実際に株式会社King of Tiny Roomが大変興味深い活動に取り組まれています。

kingoftinyroom.net

 

SDGs16[平和と公正をすべての人に]

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アカペラによる交流をつうじて価値観の違いや多様性についてお互いに受け入れ合う、平和な世の中について考えます。

数年前にゴスペラーズが「世界には、ハーモニーが足りない。」という意見広告を出したのをご存知の方もいらっしゃるかと思います。そうです、美しいハーモニーで差別のない、平和な世の中にしていこうじゃありませんか。

www.sonymusic.co.jp

 

SDGs17[パートナーシップで目標を達成しよう]

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政治上では国家間で様々な問題がありますが、世代や国境などを越えてみんなで手を取り合ってこれからの未来を考えます

アカペラを含む、あらゆる文化芸術の発展のためにはパートナーシップは不可欠です。私が所属しているVocal Asiaでは現在、国際的なイベントの企画等をつうじてSDGs17の目標達成に向けて懸命に取り組んでいます。

 

www.vocalasia.com

 

より良い社会を求めて「つながる」

以上、いくつかの目標について紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

SDGsについて何となく理解したものの、実際どのように行動に起こせばよいのか分からない、という方がいらっしゃるかもしれません私もそのうちの一人です。

ですが、SDGsは私たちの日常生活に密接に関わっていますので、まずは何かしらの形でSDGsとつながりを持ち、世の中がより良い方向に進んでそうだなぁと感じ取ってみるだけでも良いと思います。「おっ、これはSDGsっぽいぞ?」と意識するだけで全然大丈夫です。

ところで、私はSDGsを意識するようになってから、アカペラを続けている理由がはっきりと分かった気がします。私の場合、国内外の人とハーモニーでつながりたくてアカペラを続けているのですが、その『つながり』こそがSDGsでも非常に大切とされています。

近年、アカペラは合唱やビートボックス、他ジャンルとつながりを持つようになってきました。互いに交流を深め合い、違う文化や価値観を『つなげる』ことで和が生まれ、そこから新たに面白い価値が創られつつあります。アカペラとSDGsが掛け合わされることで、これからどんな化学反応が起こるのか、すごく楽しみです。

格差や差別のない、すべての人が自分らしくよく生きるために。そして、より良い社会のために、みんなで少しずつつながっていきましょう。是非、素敵なハーモニーで世の中を幸せにしていきましょう。

 

おわりに

今世の中は大変な状況に置かれていますが、一方でこれまで以上に多くの人が、相互の依存関係や、社会における自己の存在について考えるようになったかと思います。

価値観そのものが大きく変わりつつある現在、長い目でポジティブに未来について考えてみるタイミングが来たのかと思います。それがSDGsであり、アカペラもその一助となることを心から願っています。

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。アカペラアドベントカレンダー2020は12月25日まで続きますので、引き続きお楽しみくださいませ。